おおよそ、さとき者は知識によって事をおこない、 愚かな者は自分の愚を見せびらかす。
知恵ある者の舌は知識をわかち与え、 愚かな者の口は愚かを吐き出す。
だから、愚かな者にならないで、主の御旨がなんであるかを悟りなさい。
見よ、わがしもべは栄える。 彼は高められ、あげられ、ひじょうに高くなる。
愚者は道を行く時、思慮が足りない、 自分の愚かなことをすべての人に告げる。
あなたがたの従順は、すべての人々の耳に達しており、それをあなたがたのために喜んでいる。しかし、わたしの願うところは、あなたがたが善にさとく、悪には、うとくあってほしいことである。
兄弟たちよ。物の考えかたでは、子供となってはいけない。悪事については幼な子となるのはよいが、考えかたでは、おとなとなりなさい。
わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。
高ぶりおごる者を「あざける者」となづける、 彼は高慢無礼な行いをするものである。
恵みを施し、貸すことをなし、 その事を正しく行う人はさいわいである。
わが君よ、どうぞ、このよこしまな人ナバルのことを気にかけないでください。あの人はその名のとおりです。名はナバルで、愚か者です。あなたのはしためであるわたしは、わが君なるあなたがつかわされた若者たちを見なかったのです。
それで、あなたは今それを知って、自分のすることを考えてください。主人とその一家に災が起きるからです。しかも主人はよこしまな人で、話しかけることもできません」。
愚かな者は悟ることを喜ばず、 ただ自分の意見を言い表わすことを喜ぶ。
知恵はさとき者の心にとどまり、 愚かな者の心に知られない。
愚者の口の言葉の初めは愚痴である、 またその言葉の終りは悪い狂気である。